伊藤若冲を知ったのはつい最近。テレビ番組で特集が組まれていて、
偶然チャンネルが合っていた。というのがきっかけでした。
それは、とても衝撃的でした。斬新な構図と色彩、描かれた植物はしなやかに
力強く、しかも繊細で、動物(特に鳥)は躍動感、生命力までも表現されていて
今まで観て来た美術作品の中で最もパンチが効いていました。
「一度本物をみてみたい。」希望が叶ったのは、ゴールデンウィーク。
名古屋を旅行中、ふらっと立ち寄った本屋で主人がレジ前に置いてあった
[伊藤若冲と江戸絵画展]の割引券を偶然手にした事によってでした。
もちろん、会場である愛知美術館に向かいました。
展示されていたのは若冲をはじめ、江戸時代に活躍していた画家の作品でした。
私が一番観たかった若冲の
【鳥獣花木図屏風】はメインに飾られてました。
素晴らしい!!の一言。それは、一枚一枚着色された升目をモザイクの様に
組み合わせて写しだされた動植物の屏風形集合図です。まるで地上の天国。
画像のピクセルと同じ原理だと番組では言っていました。
だから色が鮮明にこちらに向かって来る。くすみがなく密度が高い発色でした。
また、チャンスがあれば鑑賞したいです。