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mamolog

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Original Love 【好運なツアー A Piece of Luck】

オリジナルラヴ、心斎橋クアトロのライブ行って来ました。

今回のツアータイトル【好運なツアー A Piece of Luck】
その理由を田島さんのブログで知りました。
私自身、その事を噛締めざるを得ない事がここ数年の間に色々あって、
その言葉、音楽がこれからの糧になるような予感を覚えながら
ライブに向かいました。

「パフォーマンスがすばらしい!」「演奏がすごい!」「歌うまっ!」
そんなミュージシャンやバンドのライブはいっぱいありましたが
何だか胸が熱くなるようなライブはあんまり無いんです。
故ジェームス・ブラウンとレイチャールズと今回のオリジナルラヴぐらいでした。

血が通ってて懐の深い音楽、歌、パフォーマンス。

明確なメッセージを発したり一体感を無理に求める様なライブじゃなく
田島さんをはじめ、木暮さん(g)、鹿島さん(b)、しーたかさん(d)4人が
本当に本当に、演奏を歌を瞬間を全身全霊、楽しく丁寧に生きている笑顔と
やはり実力派揃いの確かな演奏はどうしょうもなく胸を打ちます。

田島さんは、とにかくオーラが凄く
パンク~グラムロック~ニューウェーヴの匂いがちょっとします。
マークボランやデヴィッドボウイから女性的な部分除いたみたいな
何て言うのか、心は熱いけど、頭はクールなキレ方みたいな…。
でも、ラテンミュージシャンの様なおおらかな雰囲気もあるし…。
やっぱり良くわかりませんが、魅力いっぱいなのは間違えない。

いっぱい働いて、喜んで、辛い想い、ジレンマ、孤独を味わった大人だからこそ
思いっきり「遊びたがり」になれるんやなぁ~。
そんな、大人の感性と智慧をパフォーマンスを通じて分けてもらえたライブでした。


駱駝から獅子から幼子へ…。
やっぱりニーチェのツァラトゥストラみたい。
# by mamochan-wan-wan | 2010-07-05 13:00 | 音楽

ローソンのCM

昨晩、何を観るでもなくテレビをつけて
夏バテモードで ぼぉ〜 と観てると
初めて観るバージョンのローソンのCM。
「ふぅ〜ん、CM新しなったんやぁ〜」

あれっ?出演してるのは西島秀俊?

昔っから、
めっちゃファンなんです!

最近テレビでの露出多くなってきてるけど
今までは、単館上映の地味な邦画ばっかり出てる
俳優さんだったんです。

「芸能人で誰好きなん?」と聞かれて
「西島秀俊」と答えても
「誰?」と返される事しばしば。

CMではバイオリンニストの高島さんと夫婦役。
一緒に観てた旦那さんが
「絶対、奥さん(高島さん)の尻に敷かれてるなぁ〜」と
言っていたのに同意!

プレミアムロールケーキ買ってまうかも。
# by mamochan-wan-wan | 2010-07-01 12:26 | 日常

モロッコ

モロッコ_e0118766_23522421.jpg

ほとんどタンスの中身は
エスニックな服。
「安い」
「着心地いい」
「パーツが可愛い」
「手作り感あり」など
非の打ちようがない。
好みが合えばの話ですが…。

エスニックといっても色々で
インド、ネパール、タイ、ベトナム
今流行ってるタイダイ柄や
メキシカンな刺繍もの
ポンチョ風のブラウスetc…。
幅広すぎて把握できてません。

中でも 本当に大好きで
虜になってるのがモロッコ 。
キリムやキャッベ、バブーシュ、
モロッコモザイク
ランプなどのガラス細工も
切なくなる程に美しい。
そして、ちょっとブームにもなっている
カフタン風のブラウス(上の画像)

3000円超えると買うのを躊躇してしまう
安い服買いの私ですが、
このブラウスは贅沢しました。
刺繍とかボタンとか細かいところに
すごく気を使って作っている感じと
生地の柔らかい肌触り。
さり気ない光沢が素敵でして…。

もったいなくて一度も袖を通してませんが
ここぞと言う時にと。

モロッコの事を知りたくなって
色々調べていますが
イスラム圏のデザインや音楽って
たまらない!
繊細で独特で色っぽくて
それでいて厳格で凛としている。
歴史と文化の深さを感じます。
# by mamochan-wan-wan | 2010-06-28 00:12 | ファッション

「レジナンス共鳴 展」【ポール・マッカーシー】

【レジナンス共鳴 展】で
「うわぁ〜これヤバいんちゃうん!」
と思いながら最後まで観てしまったのは
【ポール・マッカーシ】の映像作品。

この人はアメリカのアーティストで
マヨネーズやケチャップなんかを自分の体や人形に
なすり付けて 性、排泄、暴力など表現しているらしい。
他の作品は観た事はないが、今回の映像作品、
タブー中のタブーに飛び込んでました。


父親に扮した本人が

どうやらキッチンらしき場所で
バスタブに見立てたタライの中に
マヨネーズをたっぷり注いで…。
英語でブツブツ言いながら
お目目ぱっちりの可愛いミルク飲み人形に
マヨネーズをたっぷり塗って
虐待を思わせるよな行為をしているシーンがずっと続いて
エンディングは前の行為と無関係な感じで
パスタの水切りらしきキッチン用品に
何かキッチンツールを入れてカラカラカラカラ…。
ヒステリックなほど回して、

おしまい。


観終わった後、
何て言っていいんだか?
妙な気分になりました。

暴力、虐待を表現しているならどんな意図で?

どうやら虐待、暴力に対する反対運動ではなさそう。
かと言って、肯定しているのでは決して無い。

タブーに対して頑に拒絶してしまい
道徳、倫理と言う密封容器の中に封印するのでは無く
これも人の持つ一面として認識し、そこから考えないと
抑圧されたタブーは最悪な形で吹き出してしまう事を
示唆してる様に感じました。
タブーを解放し(あくまでも心の中や表現の上で)
ガス抜きする事も必要なんですかねぇ?

ある種のカタルシス。


私のすぐ横で幼稚園くらいの子供が
真剣な面持ちで作品を観ていましたが
どんな解釈をしていたのか気になりました。
ただのお人形遊びに見えたのか、
もっと深い事を感じていたのか…。
カタルシスを得ていたのか…。
この映像を子供に観せたお母さんは凄いと思いました。
# by mamochan-wan-wan | 2010-06-22 13:10 | アート

「レジナンス共鳴 展」【マルレーネ・デュマス】


「レジナンス共鳴 展」【マルレーネ・デュマス】_e0118766_22381169.jpg
天保山にあるサントリーミュージアムにて久々のアート観賞。


「レジナンス共鳴 展」【マルレーネ・デュマス】_e0118766_22342976.jpg
「レジナンス共鳴 人と響き合うアート展」と題された
国内外を問わず、テーマに添った現代アートを集めた展覧会。


実は現代アートには苦手意識があって
「良く分からない」と言ってしまえばそれまでなんですが、、、。
古典、近代芸術なら技法であったりメッセージ性であったり、
作者の言わんとする事が何となくでも受けとれるのですが

現代アートの中には本当に?な作品が多くて
もう、好き嫌いで判断するしか無い様な気がして…。
そんな現代アートの中でも共鳴出来る作品が多い
展覧会だったと思います。

そんな中で【マルレーネ・デュマス】という
南アフリカ出身のアーティストの作品には
卓越したセンスと画家としての力量と
人としての精神性の高さを感じました。

【マルレーネ・デュマス】の作品は実物を観るべし!
醸し出す滲んだ空気や浮遊感は画像や印刷物では十分に伝わりません。
描かれている人物達は、とても曖昧な世界の住人のように見え、
性別、人種、年齢なども明かさないまま
紙の上に、「ぬおっ」 と 亡霊のように浮かび上っています。
そこには生の輝きも無ければ 死の闇の気配も感じられない。
生きた人でも死んだ人でもない、
何とも言えない浮遊感、虚無感、切なさをたたえてました。
だからこそ、不可思議ながらも俗世から開放してくれるような
不思議と癒される作品でした。

肉体ではない、霊魂でもない、作者の幻想領域を
絵の具の滲んだ手法により不安定な存在として
表現したセンスと技術には驚かされると同時に
無意識レベルで作品の発する振動に共鳴できた気がしました。

この展示会、その他にも気になった作品が数点あるので
少しづつ、感想を書いて行こうと思います。
# by mamochan-wan-wan | 2010-06-21 18:03 | アート