オリジナルラヴ、心斎橋クアトロのライブ行って来ました。
今回のツアータイトル【好運なツアー A Piece of Luck】
その理由を田島さんのブログで知りました。
私自身、その事を噛締めざるを得ない事がここ数年の間に色々あって、
その言葉、音楽がこれからの糧になるような予感を覚えながら
ライブに向かいました。
「パフォーマンスがすばらしい!」「演奏がすごい!」「歌うまっ!」
そんなミュージシャンやバンドのライブはいっぱいありましたが
何だか胸が熱くなるようなライブはあんまり無いんです。
故ジェームス・ブラウンとレイチャールズと今回のオリジナルラヴぐらいでした。
血が通ってて懐の深い音楽、歌、パフォーマンス。
明確なメッセージを発したり一体感を無理に求める様なライブじゃなく
田島さんをはじめ、木暮さん(g)、鹿島さん(b)、しーたかさん(d)4人が
本当に本当に、演奏を歌を瞬間を全身全霊、楽しく丁寧に生きている笑顔と
やはり実力派揃いの確かな演奏はどうしょうもなく胸を打ちます。
田島さんは、とにかくオーラが凄く
パンク~グラムロック~ニューウェーヴの匂いがちょっとします。
マークボランやデヴィッドボウイから女性的な部分除いたみたいな
何て言うのか、心は熱いけど、頭はクールなキレ方みたいな…。
でも、ラテンミュージシャンの様なおおらかな雰囲気もあるし…。
やっぱり良くわかりませんが、魅力いっぱいなのは間違えない。
いっぱい働いて、喜んで、辛い想い、ジレンマ、孤独を味わった大人だからこそ
思いっきり「遊びたがり」になれるんやなぁ~。
そんな、大人の感性と智慧をパフォーマンスを通じて分けてもらえたライブでした。
駱駝から獅子から幼子へ…。
やっぱりニーチェのツァラトゥストラみたい。